研究課題/領域番号 |
16K20230
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
齊藤 祐毅 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40611009)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 頭頸部腫瘍 / 腫瘍免疫 / HPV / 免疫応答 / 頭頸部扁平上皮癌 / 頭頚部癌 / ウィルス発癌 / 癌 / ウィルス / ゲノム |
研究成果の概要 |
PD-1阻害剤の奏効群は腫瘍遺伝子変異量(TMB: Tumor Mutation Burden)が大きく、T細胞免疫プロファイルスコア(GEP : Tcell-inflamed gene expression profile)が高い症例とされているが,臨床的指標が明らかでなかったために頭頸部扁平上皮癌528症例のTMBおよびGEPを計測し、臨床指標との関連を解析した。甲状腺乳頭癌、肺癌、悪性黒色腫を比較に用いた。結果、(1)悪性黒色腫、肺癌が頭頸部癌よりPD-1阻害剤奏効例が多いこと、高齢、進行喉頭下咽頭癌、PD-L1発現高値例はPD-1阻害剤の奏効が期待できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゲノムデータを用いて臨床医のPD-1阻害剤選択に関わる因子を抽出したという点で非常に意義のある研究であると考えられる。TMBおよびGEPスコア算出方法に関しては多施設共同研究にも応用可能であると考えられる。
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