研究課題/領域番号 |
16K20235
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
阿河 光治 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (90756230)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 上咽頭癌 / LMP1 / EBV / REST/NRSF / HERV / 癌 |
研究成果の概要 |
上咽頭癌組織と細胞株でHERVの発現を認めたため、HERVがRE-1 likeモチーフを多く含むことから転写抑制因子であるRE1-silencing transcription factor (REST/NRSF)の発現に着目して研究を行った。RESTを強制発現させると癌幹細胞の表現型で見られるようにCD24の発現が抑制され、さらにマトリゲルを通過する細胞の数が増えた。以上のことから、RESTは転写抑制因子として上咽頭癌細胞のCICに関わっており、上咽頭癌の浸潤能に寄与することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
以上のことから、RESTは転写抑制因子として上咽頭癌細胞の癌幹細胞化に関わっており、上咽頭癌の浸潤能に寄与することが示唆された。以前、我々はLMP1が誘導する転写因子がエクソソームとよばれる細胞外小胞を介して周囲の細胞に運ばれることを示した。今後RESTがエクソソームを介して周囲の細胞に影響を及ぼすか検討予定である。
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