研究課題/領域番号 |
16K20237
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
|
研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
扇 和弘 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (80464056)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | アレルギー性鼻炎 / ORMDL3 / 肥満細胞 / 小胞体ストレス / サイトカイン / 脂質代謝 / アレルギー・ぜんそく / シグナル伝達 / 免疫学 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
ORMDL3過剰発現は肥満細胞の脱顆粒反応には影響を与えていないことが確認された。高親和性IgE受容体を介する抗原抗体反応によるサイトカイン産生について検討をおこなった結果、ORMDL3過剰発現肥満細胞ではTNFα、Interleukin-4(IL-4)の産生が亢進している傾向が確認されたが、免疫抑制剤であるS1Pアゴニストにより、親細胞と同程度まで抑制された。 これらの結果から、ORMDL3の過剰発現による高親和性IgE受容体を介するシグナル伝達経路に与える影響は高くないと考えられるが、脂質代謝を介したサイトカイン産生を亢進し、アレルギー性鼻炎の発症に関与している可能性が示唆された。
|