研究課題
若手研究(B)
本研究では小脳の特に内側(虫部)において層構造異常を呈するRac1/3ダブルノックアウトマウスをモデルとして、全身の正中部で種々の奇形を生ずるOpitz G/BBB症候群の病態解明を行った。本研究機関における主要な成果は、アクチン骨格制御分子Rac1がMid1-mTORC1シグナルを制御するという新規のシグナル伝達経路を発見したこと、そして小脳正中部と外側における表現型の違いには、Mid2による代償機構が関わっている可能性が示されたことである。これらの成果は未だ機序不明である本症候群の病態解明に向けた大きな一歩であると考えられる。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)
Development
巻: 144 ページ: 1863-1875
120006363303