研究課題/領域番号 |
16K20277
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
鈴木 法臣 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 共同研究員 (00573411)
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研究協力者 |
藤岡 正人
細谷 誠
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 遺伝性難聴 / 外有毛細胞 / コモンマーモセット / 選択的分化誘導 / 難聴遺伝子 / 疾患特異的iPS細胞 |
研究成果の概要 |
①外有毛細胞への選択的な分化誘導の樹立:試薬の種類や濃度などの条件検討を行うことで、内耳前駆細胞から外有毛細胞への選択的な分化誘導方法を確立を目指した。霊長類であるコモンマーモセットのコルチ器における遺伝子発現パターンを念頭に試薬の種類、濃度、暴露する時間などの条件検討を進めた。 ②コモンマーモセットにおける遺伝子発現パターンの検討:小型霊長類であるコモンマーモセットを用いて、難聴を呈する遺伝性疾患の一つであるWolfram症候群の原因遺伝子であるWFS1の蝸牛上皮における発現パターンの検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小型霊長類のコモンマーモセットの内耳細胞への遺伝子の発現様式は、これまでの遺伝性難聴の研究で用いられた、マウスなどの齧歯類の内耳細胞への発現様式と異なる点が確認された。今後、疾患特異的なiPS細胞を用い、霊長類に特異的に認められた遺伝子の発現様式と難聴との関与を明らかにすることで、遺伝性難聴の原因を同定し、その発症や進行を遅らせる薬剤の発見につながる可能性が示された。
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