研究課題/領域番号 |
16K20291
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 (2018-2019) 国立研究開発法人国立成育医療研究センター (2016-2017) |
研究代表者 |
小森 学 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (90573189)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 薬剤性難聴 / 白金製剤 / 小児固形腫瘍 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
小児固形腫瘍に使用される白金製剤は難聴を生じ、小児の言語発達遅滞などの原因となっている。近年海外で白金製剤による難聴は薬剤の累積投与量などの影響ではなく易感受性遺伝子による可能性があることが報告されたが、日本人における遺伝子変異はまだ明らかではない。本研究では白金製剤による難聴の易感受性遺伝子変異を発見することを目的とした。 日本人においては報告されている危険因子、3種類の遺伝子多型を検索したが、難聴との関連性はなく、別の遺伝子多型の存在を示唆する結果となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
易感受性遺伝子として報告されているTPMT 、COMT 、ACYP2 遺伝子多型を検索したが、難聴を呈した 1 症例に ACYP2 遺伝子多型が認められたのみであった。また、シスプラチン難聴の危険因子とされている投与積算量、低年齢、頭蓋内の照射、併用薬剤について検討を行ったものの難聴になりやすさとこれらの危険因子には相関が認められなかった。そのため、むしろ別の遺伝子多型の存在を示唆する結果となった。
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