研究課題/領域番号 |
16K20306
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
白川 理香 東京大学, 医学部附属病院, 病院診療医(出向) (30770490)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | マイボーム腺 / 眼瞼 / 瞼板 / ドライアイ / 眼瞼下垂症手術 / 角膜形状解析 / 動物モデル |
研究成果の概要 |
ヒト眼瞼を構成する主要組織である瞼板およびマイボーム腺の形態、機能について臨床研究を行った。特に臨床的関心の高い眼瞼下垂症手術の瞼板や眼表面に及ぼす影響について、術後6ヶ月と比較的長期の観察を行った。眼瞼下垂症手術の術後、マイボーム腺の形態変化はほとんど生じないこと、角膜形状が平坦化し、角膜乱視は前後面で減少すること、緑内障術後の濾過胞を有する眼に対する眼瞼下垂症手術(挙筋腱膜縫着術)でも術後濾過胞関連の合併症は特に認めなかったこと等が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
正常眼およびマイボーム腺機能不全のマイボーム腺の特徴が詳細に分かったことで、ドライアイやマイボーム腺機能不全の診療がより的確に行えるようになった。また、眼瞼下垂症手術に対しての臨床的疑問が解決し、より安全で効果的な手術治療の進歩への貢献が期待できる。眼瞼下垂症術後に角膜形状が変化することが分かったことから、眼瞼下垂症手術後に白内障手術を行う際は、経時的な角膜乱視の変化を観察したうえで慎重に手術時期を検討する必要があると考えられた。
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