研究課題/領域番号 |
16K20327
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
藤田 識人 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (10453177)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 眼表面 / 化学外傷 / マイボーム腺 / 組織病理 / 免疫組織化学 / ノックアウトマウス / PPARγ / TGFβ / 1眼表面 / TGFベータ / 医学 / 眼科学 / 創傷治癒 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
化学薬品など様々な状況において使用されているアルカリにより眼表面の外傷を受けた際に、角膜や角膜輪部の基底細胞、結膜に深刻な障害を受けることは広く知られているが、涙液分泌腺の一つであるマイボーム腺に対する影響についてはあまり知られていない。本研究により、アルカリ外傷時には眼表面だけではなくマイボーム腺も障害を受けることがわかった。臨床における眼表面の化学外傷での治療方針として、マイボーム腺の機能評価や治療についても適切に処置する必要があることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化学薬品による眼表面の外傷は、時に重大な視機能障害を来すため、高度な治療が要求される。光学的な透明性を担保するために角膜の治療や結膜などの眼表面の上皮細胞の治療が広く行われているが、マイボーム腺機能の障害について注意深い検査や治療を行うことにより、外傷以前の視機能に回復するための手段の一つの確立につながる。外傷時の障害の原因となる瘢痕化ををいかに抑えるか、機能回復のための再生機構をいかに活性化させるか、今後の治療を考える第一歩となる成果となると考えられる。
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