研究課題/領域番号 |
16K20347
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
小児外科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
藤原 なほ 順天堂大学, 医学部, 非常勤講師 (20589543)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ヒルシュスプルング病 / 神経ガイダンス因子 / セマフォリン3A / セマフォリン3A / 細胞移植 / 細胞培養 |
研究成果の概要 |
腸管神経の発生に関連する遺伝子SOX10に緑色蛍光タンパクを標識させたSOX10-VENUSトランスジェニックマウスとエンドセリンレセプターB(EDNRB)ノックアウトマウスの交配により作成したH病モデルマウスの胎仔腸管を日齢13.5、15.5採取。免疫組織染色を行い、SEMA3AがH病腸管では正常腸管と比較して直腸側で強く発現していることを明らかにした。これにより、H病腸管では正常腸管よりも有意にSEMA3Aの発現が高いことが示され、SEMA3Aがこの時期の腸管神経の発生過程に何らかの影響を及ぼしていることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、H病腸管では正常腸管よりも有意にSEMA3Aの発現が高いことが示され、SEMA3Aがこの時期の腸管神経の発生過程に何らかの影響を及ぼしていることが示唆された。さらに正常とH病腸管神経の発生過程での相違を細胞レベルで検証することを目的に細胞培養技術を導入した。SOX10-VENUS陽性の神経堤由来細胞のみをFACSを用いて選択し、培養を行った。そして、神経堤由来細胞からglia細胞への分化の程度が正常とH病腸管では異なることを明らかにし、その結果を発表した。これらの結果により、新しい技術を導入し、H病での腸管神経発生過程の相違について理解を深めることが出来たと考えている。
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