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静脈認証技術を血行モニタリングへ応用するための基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K20364
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 形成外科学
研究機関獨協医科大学

研究代表者

倉林 孝之  獨協医科大学, 医学部, 講師 (60513231)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード血行モニタリング / 静脈認証 / 赤外線 / 皮弁 / 血管検出 / Matlab / 血管形状 / 皮弁血行モニタリング / Matlabプログラミング / 移植・再生医療 / モニタリング(リモートセンシング以外) / 情報工学 / 暗号・認証等 / アルゴリズム
研究成果の概要

マイクロサージャリー(微小血管外科)によって、腸や腹、太ももなどの体の一部を移植(遊離皮弁移植)することで、癌の摘出や重症の怪我で失われた体の重要な部分を治すことができるようになった。移植した組織の血流の観察(血行モニタリング)が手術の成否に関わってくるが、信頼できる方法が開発されていない。そこで、組織内の静脈の形状から個人を識別する静脈認証技術を血行モニタリングに応用することを考えた。ラットの腹の一部を移植組織に見立て、血行を遮断した場合の組織内の静脈の形状の変化を静脈認証で用いられる赤外線で観察した。結果、栄養血管が閉塞した場合、組織内の静脈がダイナミックに変化することが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

血管の形状から血管閉塞を判定する方法は組織の血行状態を捉える情報量が多いという点で酸素飽和度(血液中の酸素の割合)などの1次元の値を扱う方法で血管閉塞の判定を行うよりも有利である。本研究は血管閉塞を組織内静脈の形状変化で検知するための基礎的データを与え、静脈認証技術を応用した信頼性の高い血行モニタリングシステムの開発に寄与すると考えられる。さらにマイクロサージャリーの分野のみならず、組織の血流の評価が必要となる他の臨床分野への貢献が期待できる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2017

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 静脈閉塞時のラット腹壁皮弁内血管の蛇行率の変化についての検討2018

    • 著者名/発表者名
      倉林孝之, 朝戸裕貴, 鈴木康俊, 石塚紀行, 新井弘美
    • 学会等名
      第27回日本形成外科学会基礎学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 静脈認証技術を血行モニタリングへ応用するための基礎的研究2017

    • 著者名/発表者名
      倉林孝之
    • 学会等名
      第26回日本形成外科学会基礎学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 血管閉塞に伴うラット腹部島状皮弁の血管形態の解析2017

    • 著者名/発表者名
      倉林孝之
    • 学会等名
      第45回獨協医学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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