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周期的伸展刺激による瘢痕形成動物モデルの構築と装置の実用デバイス化

研究課題

研究課題/領域番号 16K20373
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 形成外科学
研究機関杏林大学 (2018)
国立研究開発法人国立国際医療研究センター (2016-2017)

研究代表者

今村 三希子  杏林大学, 医学部, 助教 (50590527)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード動物モデル / 瘢痕形成 / 周期的伸展刺激 / 創傷治癒 / 上皮間葉作用 / 形成外科 / ケラチノサイト / エンドセリン
研究成果の概要

周期的伸展刺激によりマウスに瘢痕形成を引き起こすモデルを成立させた。市販の材料を工夫し、比較的安価・簡便に装置の作成が可能である。刺激付加後のマウスの皮膚は、肉眼上での上皮組織の肥厚・ケロイド形成は見られなかったが、組織標本上、弾性線維の増加や瘢痕幅の増加から、瘢痕形成傾向が生じると判定した。
周期的伸展刺激はモーターと強力磁石によって与えていたが、動力を電磁石化することで付加刺激の電気的な制御や装置の静音化・小型化を達成し、実用デバイス化することを最終目標の一つとしていたが、開発上に問題が生じ、実現できなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

臨床現場の実際においては、周期的伸展刺激が加わる関節部等に瘢痕形成が好発する症例が多くみられるが、瘢痕形成の起きやすい条件をin vivoで再現できた点が有意義と考える。尚且つ当モデルでは、マウスの動作を制限させることなく、数週間単位で創部への周期的刺激付加が可能であり、これまでに発表されている動物モデルと比較して優れている点と言える。また、研究当初の目標では、周期的伸展刺激による瘢痕形成機序へのケラチノサイト由来(エンドセリン1)ET1の関与を明らかにすることを挙げていたが、組織標本上では有意な結果をみとめなかった。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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