研究課題/領域番号 |
16K20380
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
伊藤 裕之 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (80595554)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | プロポフォール / 毒性 / ヒト人工多能性幹細胞 / 神経細胞 / アポトーシス |
研究成果の概要 |
ヒト人工多能性幹細胞由来神経細胞にプロポフォールが長時間作用した場合の影響を検討した。プロポフォール50μg/mlを48時間作用させると、NAD+/NADH比は40.1%、ATPは17.9%、生細胞プロテアーゼ活性は15.9%低下し、カスパーゼ3/7活性 は24.0%上昇した。電子顕微鏡所見では、プロポフォール50μg/ml群でミトコンドリア分裂像やそれらを貪食するようなオートファゴソーム像、細胞質内の空胞化を認めた。ヒト神経細胞において、プロポフォールの高濃度かつ長時間の曝露により、電子伝達系の抑制によるミトコンドリア機能障害およびアポトーシスによる細胞毒性が誘起されることが示唆された。
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