研究課題/領域番号 |
16K20382
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
神田 倫秀 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (40421177)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 高気圧酸素 / 薬物血中濃度 / 軟部組織損傷 / 敗血症 / 創傷治癒 / 高気圧酸素治療 / 重症軟部組織損傷 |
研究成果の概要 |
重症軟部組織損傷は現在でも壊死や感染の合併は依然高い。高気圧酸素治療 (HBO)による軟部組織損傷に対しての効果が報告されているが、その機序は不明である。本検討では敗血症モデルマウス、創傷モデルラットを用いてHBO(100%酸素、90分、2ATA)を単独で施行し対象群と比較した。いずれもHBOによる生存率、創傷治癒期間に有意な差を認めずHBOの直接的な作用は認められなかった。次いで薬物動態について検討し、HBO治療後にメロペネムの組織濃度が上昇を確認できた。以上より、軟部組織損傷時におけるHBOの治療効果はHBOによる薬物の組織濃度の増加が軟部組織損傷の治癒に寄与している可能性が考えられた。
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