研究課題/領域番号 |
16K20383
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
川島 信吾 浜松医科大学, 医学部, 助教 (10467251)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 水素 / 心筋保護 / 出血性ショック / 虚血再灌流障害 / 軽度低体温 / 救急蘇生学 |
研究成果の概要 |
ランゲンドルフ装置を用いた孤立心筋モデルを作成した。37℃で95%酸素濃度の灌流液で20分間の安定化後に、30分間の完全虚血にする。その後、温度を変化させて、再灌流を90分行った。孤立心筋の灌流液の温度を37℃から36℃と34℃に低下させ低体温法の、虚血再灌流に及ぼす影響を検討した。心筋梗塞サイズの変化の結果はコントロールグループは45.2%±13.9% 34度の低体温群では、10.9%±5.3% (p<0.001) 、36度低体温群では28.2%±9.5%(p<0.001)であった。これにより心筋梗塞のサイズは体温によって変化することがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心臓のみで評価すると、虚血になった心臓(心臓が停止してしまった状態)では、温度を低くすることで、心筋梗塞の範囲が小さくできることがわかり、それにより、救急現場では体温を低く保つことで心臓機能を保護できる可能性がある。また、そこに水素を投与することで心臓の内皮細胞を保護して生存率が上がることが示唆された。
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