研究課題/領域番号 |
16K20387
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
伊藤 亜紗実 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (80740448)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 敗血症 / 免疫麻痺 / 腸内細菌叢 / PD-L1/L2 / Tリンパ球 / エキソソーム / 腸内細菌 / インテグリンリガンド / インテグリン / リンパ球ホーミング / 外傷 / CLPモデルマウス / CLPモデル / Immunoparalysis |
研究成果の概要 |
腸内細菌が生体の免疫機能を調節して各種炎症性疾患の発症に関連することに着目し、敗血症急性期のSIRSから晩期のImmunoparalysisへ移行する際の腸内細菌の変動を解析し、腸内細菌を利用して低下した免疫機能を賦活できるか盲腸結紮穿刺(CLP)敗血症モデルマウスでの腸内細菌の変動解析を用いて解析を行った。さらにICUに入室した敗血症と敗血症以外のSIRSを来す患者の患者重症度スコア(SOFA・APACHEII)と血中のPD-L1、PD-L2との関係を解析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
敗血症の免疫麻痺の病態では、アポトーシスの発生、Treg細胞の割合の増加が含まれる。さらにアポトーシスの著しい増加が敗血症性ショック患者で測定され、さらにT細胞および単球上のPD-1発現のアップレギュレーションが伴っている。本研究では免疫麻痺に着目し敗血症急性期のSIRSから晩期のImmunoparalysisへ移行する際にPD-1/PD-L1の関与が敗血症の免疫麻痺に関与しているかことを検討した。さらに、血液脳循環(免疫―脳循環)に着目して、sPD-L1と臓器障害の発生率に相関がないか検討した。
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