研究課題/領域番号 |
16K20397
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 城西大学 |
研究代表者 |
村田 勇 城西大学, 薬学部, 助手 (80610667)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | クラッシュ症候群 / 皮膚 / 診断法 / アイシング / HMGB1 / ミトコンドリア / 虚血再灌流傷害 / アドレナリン / 重症度判定法 / 治療法 / 皮膚傷害 / 相関性 / 初期治療戦略 |
研究成果の概要 |
混乱を極める災害現場で一般的に使用される既存のPrimary Surveyのショック評価が皮膚の状態(傷害性)と相関することを明らかにし、皮膚色等によって重症度を容易に判定することが可能となった。特に、皮膚水分蒸散量から重症度を詳細に判定することが可能であった。加えて、病態進行の因子は、筋肉の損傷に応じるものの血液の再開が大きな要因であった。 病態進行因子であった血流の再開は、血管収縮作用を有するアイシングやアドレナリンが有効であると考えられた。特に、傷害患部へのアイシングの適用は、20分間の適用によって筋肉の傷害を減弱し種々症状の発症を良くするなどして生存性を高める効果を証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果は、混乱を極める災害現場で医療従事者が最大限の患者情報を得るために容易に得られる皮膚状態で重症度が評価可能となり、アイシングといった一般市民にでも対処可能な治療方法を考案したことは社会的な意義は高い。また、重症度判定に皮膚に着もして皮膚色などの変化を理論的に説明し、重症度の相関性を種々病態の検査値を網羅した点や、アイシングの有効性が筋肉ミトコンドリア機能の改善に伴う抗炎症作用を明らかにしたことは学術的意義が高い。
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