研究課題/領域番号 |
16K20403
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
下山 隆 日本医科大学, 医学部, 助教 (00509325)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 急性期脳梗塞 / 急性腎障害 / 尿中バイオマーカー / Stroke Care Unit / 尿中L-FABP / SCU / 急性腎障害発症 / 死亡 / 急性期脳血管障害 / 再灌流療法 / L-FABP / 急性期脳卒中 / 早期再灌流療法 / 脳神経疾患 / 脳梗塞 / SCU / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
2017年1月から2018年12月までに527症例を登録した.脳梗塞発症後7日以内の急性腎障害発症頻度は5.1%(27例)であった.尿中L-FABP値は急性腎障害(53.8 μg/g Cr vs. 3.9 μg/g Cr, P<0.001),および3ヶ月後死亡(15.5 μg/g Cr vs. 4.0 μg/g Cr, P<0.001)と有意に関連があった.以上より尿中L-FABP値上昇は急性期脳梗塞患者の急性腎障害発症および3ヶ月後死亡を予測する重要な因子となり得る.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究により急性期脳梗塞後に急性腎障害を発症する頻度は5.1%という事実が判明した。前向きに脳梗塞患者の急性腎障害の頻度を検討した報告はなく貴重な所見と考える。また急性腎障害のバイオマーカーである尿中L-FABP値の上昇は脳梗塞後の急性腎障害発症だけでなく3ヶ月後死亡にも関連があることを示せた。これまでに尿中バイオマーカーと急性期脳梗塞患者の転帰について検討した報告はなく非常に重要な研究成果と考える。
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