研究課題/領域番号 |
16K20443
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
重松 宏昭 鶴見大学, 歯学部, 助教 (80737198)
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研究協力者 |
濱田 良樹
鈴木 隆二
熊谷 賢一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 金属アレルギー / 交差反応 / マウスモデル / モデルマウス / 歯科用金属 / 歯科用菌属 / 免疫学 / 歯学 / アレルギー |
研究成果の概要 |
金属アレルギーは掌蹠膿疱症などの難治性の合併症を引き起こすことにより,患者のQOLを著しく妨げており,早期の病態解明や診断法の確立が望まれている.本研究では,金属アレルギー交差反応マウスモデルを作製し,原因となるT細胞の受容体を詳細に解析し,金属アレルギー交差反応の病態解明を行うことを目的とした.本研究の結果,ヒト金属アレルギー交差反応の病態に類似したマウスモデルを作製することができた.また,原因となるT細胞の受容体の遺伝子情報を解明することができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
金属アレルギー患者は増加傾向にあり,難治性の合併症も引き起こし患者のQOLを妨げている.金属アレルギーの詳細な病態については,動物モデルが存在していなかったため,不明な点が多い,本研究では,ヒト金属アレルギーの病態に類似したマウスモデルを作製することに成功し,T細胞の受容体解析では,原因となる遺伝子情報の解析に成功することができた.本研究の成果は,新規診断・治療体系の確立の基盤となり,この分野の研究が加速されることが考えられる.本研究で得られた金属アレルギー交差反応に関わるT細胞の遺伝子情報が,科学的根拠に基づいた安全な歯科医療の確立に寄与することが予想される.
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