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バイオフィルム形成による人工胃液耐性獲得機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K20452
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関京都大学

研究代表者

山本 れいこ  京都大学, 物質-細胞統合システム拠点, 研究員 (70636133)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2017-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2016年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード歯学 / バイオフィルム / Porphyromonas gingivalis / 胃液耐性
研究実績の概要

バイオフィルム形成による人工胃液耐性獲得の機序を明らかにするという目的のため、主要な歯周病原性細菌の 1 種である Porphyromonas gingivalis をはじめとする各種口腔内細菌が形成したバイオフィルムの人工胃液耐性能を検索し、バイオフィルム形成による人工胃液浸透性の変化について評価した。
申請者らの研究グループにおいて確立された Flow-cell 系バイオフィルム形成装置を用い、嫌気的条件下において成熟バイオフィルムを作製し、pH 7, 5, 3 ならびに 1 の人口胃液に暴露した後の生存率により、バイオフィルムの人口胃液耐性を評価した。
口腔内細菌としては、申請者らが過去にバイオフィルム形成による人工胃液耐性の獲得について報告した、P. gingivalis ATCC 33277 株をはじめ、同菌種の異なる線毛型である P. gingivalis HW24D1 株、P. gingivalis 6/26 株、ならびに P. gingivalis W83 株、妊娠性歯肉炎との関連が報告されている Prevotella intermedia、ならびに口腔常在菌である Fusobacterium nucleatum を供試した。
その結果、P. gingivalis は 4 株ともバイオフィルム形成により人工胃液耐性能が亢進したのに対し、P. intermedia および F. nucleatum は、浮遊細菌とバイオフィルムの両方の状態において、P. intermedia は pH5 で生存不可、F. nucleatum は pH3 で生存不可となり、バイオフィルム形成による人工胃液耐性能の亢進は P. gingivalis 特異的なものである可能性が生じた。

報告書

(1件)
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Porphyromonas gingivalis バイオフィルムは人口胃液耐性を有する2016

    • 著者名/発表者名
      山本れいこ、野杁由一郎、高橋直紀、山崎和久、恵比須繁之、林美加子
    • 雑誌名

      Bacterial Adherence & Biofilm

      巻: 29 ページ: 25-30

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

URL: 

公開日: 2016-04-21   更新日: 2018-01-16  

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