研究課題/領域番号 |
16K20459
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
松裏 貴史 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (10721037)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 歯髄再生 / 歯髄 / 歯学 |
研究成果の概要 |
根管模型内に気泡を入れずにコラーゲンゲルを注入する安定した実験系を確立したものの、実際の生体に近い歯髄組織を再生させるには、根管象牙質の存在が必要であることがわかったため、その後歯髄再生の方法を確立するため更なる研究が必要であることがわかった。また、今まで得られた結果をまとめたものが、査読付き英文学術誌に出版された。また、歯髄組織の再生の研究を行うにあたり、アクセスオープニングした歯冠部の修復材料に関して検討することが必要であるため、直接覆髄材のシステマティックレビューを行い、歯髄再生の際に用いるのに適した歯科材料を探索した。そして研究成果を査読付き英文学術誌にて論文発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯髄を失った歯は、歯根破折や根尖性歯周炎が生じ易くなり、それにより抜歯になることも多い。そして、歯髄再生には歯髄幹細胞を用いた方法が多く研究されているが、細胞移植には多額のコストがかかること、及び細胞培養時のコンタミのリスクなどが問題点として挙げられる。これらのことより、感染歯髄の除去後、細胞移植を行うことなく歯髄を新生させることが出来れば、ローコスト、ローリスクで革新的な新規歯科治療法となる。昨年度にその試みを学術論文の形で報告できたことには、学術的および社会的な意義があるといえる。
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