研究課題/領域番号 |
16K20461
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
小林 幹宏 昭和大学, 歯学部, 准教授 (00465080)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | CAD/CAM / レジンブロック / 接着前処理 / フッ化水素酸 / コンタミネーション / CAD/CAMコンポジットレジン / レジンセメント / コンポジットレジンブロック / 接着前処理材 / 接着 |
研究成果の概要 |
本研究の目的はCAD/CAM用コンポジットレジンブロックを用いて製作された修復物接着面の新しい改質方法を開発し、臨床応用するための基礎的研究を行うことである。接着面の効果的な改質・コンタミネーションの除去方法を模索するため化学的前処理を用いた前処理方法を検討した。その結果、フッ化水素酸(HF)の有効性が示された。しかし、セラミックス用のHFを用いた化学的前処理材は濃度が高く表面の構造、組成を大きく変化させた。そこで、低濃度HF処理材を試作し、レジンブロックに対する前処理効果、有効な濃度を検討した。0.5-3.5%のHFは接着面の組成の変化は微量でまた、接着性、耐久性ともに有効性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科治療で用いられるコンピュータ支援で設計・製造されるCAD/CAMシステムを用いたコンポジットレジン修復は広く普及し始めている。しかし、臨床上の問題として脱離の報告が多くみられる。そのため、CAD/CAMシステムを用いたコンポジットレジン修復物を臨床応用させていくためには効果的な接着処理方法の確立が急務である。我々は低濃度フッ化水素酸処理材を試作し、レジンブロックに対する前処理効果、有効な濃度を検討した。濃度が0.5-3.5%のフッ化水素酸はレジン接着面の組成変化は微量でまた、接着性、耐久性ともに有効性が示唆された。試作低濃度フッ化水素酸は接着に有効な接着面に改質することが示唆された。
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