研究課題/領域番号 |
16K20472
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
小竹 宏朋 朝日大学, 歯学部, 講師 (40440565)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 自己接着型フロアブルコンポジットレジン / 自己接着 / フロアブルコンポジットレジン |
研究成果の概要 |
研究結果の概要 自己接着型フロアブルコンポジットレジンを新たに試作し、歯質引張接着強さについて市販の自己接着型コンポジットレジン、グラスアイオノマーセメントと比較検討した。 ヒトエナメル質、象牙質に対しコンポジットレジン、グラスアイオノマーセメントを接着し、温度サイクル(4‐60℃、50回)後に引張り接着強さ試験を行った。試作したレジンではエナメル質、象牙質ともに24時間後およびサーマル50回で、比較検討したものより高い値となった。しかし、現在日常で使用されているボンディングシステムよりは値が低いが、従来型グラスアイオノマーセメントの適応部位に用いることが可能と考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会的意義 これまでコンポジットレジン修復は歯質への接着力の強化とともに、接着処理手順の簡略化することが進められた。自己接着型フロアブルコンポジットレジンは接着手順を必要としないためこれから求められるコンポジットレジン修復の材料となる。今回、開発した自己接着型フロアブルコンポジットレジンの歯質接着強さは従来の接着システムに対して大きく劣るものとなったが、グラスアイオノマーセメントと同等以上の接着強さを示したことから、グラスアイオノマーセメント修復に替わり使用できることが示唆された。練和が不要であるためより迅速に填塞する必要がある小児の治療や在宅医療への応用が期待される。
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