研究課題/領域番号 |
16K20476
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
嘉藤 弘仁 大阪歯科大学, 歯学部, 助教 (70745348)
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研究協力者 |
今井 一貴
RUAN Yaru
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | エムドゲイン / 覆髄 / 歯髄 / ペプチド / アメロジェニン / 合成ペプチド / 歯髄細胞 |
研究成果の概要 |
エムドゲイン(EMD)を用いた基礎研究からアメロジェニンexon5 が硬組織誘導能を有することを発見した. 本研究の目的は歯髄組織の恒常性に重要な役割を果たすヒト歯髄幹細胞(DPSC) に対するエムドゲイン由来合成ペプチド(SP)の影響について検討を行った. SPはDPSCの細胞増殖能と硬組織分化能を促進することが示唆された. またSP添加群ではカルシウム・リン比の上昇が認められたことからSPは早期に成熟した硬組織形成を誘導することが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
喪失歯の70 %以上が無髄歯である。したがって、歯髄を保存することによって、患歯を長期間機能させることは非常に重要な意義を有する。現在、歯髄保存療法で用いる覆髄材として水酸化カルシウム製剤やMTAセメント等が臨床で応用されている。 しかしながら、それら旧来の覆髄材はその長期安定性が乏しいこと、象牙質の再生に長期間を要するという問題があり、現在もその問題点は解決されていない。そこで、本研究ではこの新規合成ペプチドの高い硬組織形成能力を利用することによって、早期に露髄面に象牙質を再生させ、より迅速に、より確実に、患部歯髄の長期保存を獲得することが可能になると考えている。
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