研究課題/領域番号 |
16K20481
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
原田 章生 東北大学, 歯学研究科, 助教 (40757267)
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研究協力者 |
江草 宏
中村 圭祐
中澤 晃介
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ジルコニア / 低温劣化 / 歯科材料 / 表面処理 / 破折強度 |
研究成果の概要 |
本研究は,メインテナンス処置におけるジルコニアの表面性状の検索を目的とし,PEEKあるいはステンレス製の超音波スケーラーチップが低温劣化処理した3Y-TZPの表面性状に与える影響を評価した。XRD評価の結果,各超音波スケーラーチップ処理は3Y-TZP単斜晶の変化に影響を及ぼさなかった。低温劣化処理した3Y-TZPの表面粗さはステンレスチップ処理により有意に増加した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CAD/CAM技術の進歩により近年では歯冠修復材料としてジルコニアが多く用いられ、最近では前装材料を用いないフルカントゥア・ジルコニアが多く使用されている。一方で、前装材料を使用しないことにより、水分に曝露することで脆い結晶構造に変化する低温劣化という現象も知られており、口腔内における長期間の水分曝露による影響も無視できない。 本研究では低温劣化したジルコニア表面にメインテナンスで使用する器具におけるジルコニアの表面性状を評価し、ステンレススチールチップでは粗造な表面を形成したものの、臨床的には問題のない範囲であること、PEEK製チップではその影響はより小さなものであることを示した。
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