研究課題/領域番号 |
16K20482
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
塩飽 由香利 東北大学, 歯学研究科, 助教 (80736190)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 破骨細胞 / 骨芽細胞 / クロストーク / リン酸カルシウム |
研究成果の概要 |
吸収性人工骨補填材を用いた骨再生の過程では,破骨細胞と骨芽細胞が材料表面に出現し,材料の吸収と新生骨の形成が生じる.しかしながら,バイオマテリアル上において破骨細胞がどのように骨芽細胞とカップリングし,骨形成を促進するのかについては不明であった.近年,破骨細胞はカップリング因子の分泌を介して,直接的に骨芽細胞分化を調節していることが報告された.本研究では,人工骨補填材料の物理化学的性質とカップリング因子調節の相関について明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究により,破骨細胞によって吸収されやすいリン酸カルシウム材料ほど早期に骨再生を促すことが報告されてきた.しかしながら,人工骨補填材料の物理化学的性質と骨リモデリングの関連性について詳細は明らかとなっていなかった.本研究により,リン酸カルシウムの種類や溶解性が破骨細胞によるカップリング因子の発現に影響を与えることが明らかとなった.これらの知見は,新規人工骨補填材料の開発や機能向上に貢献すると予測される.
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