研究課題/領域番号 |
16K20486
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
鈴木 奈月 東京医科歯科大学, 部分床義歯補綴学分野, 非常勤講師 (80758566)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | メカニカルストレス / 破骨細胞 / スクレロスチン / 補綴 / ナノインデンテーション / ヤング率 / 有限要素法 / 歯学 / リモデリング |
研究成果の概要 |
歯が抜けた後の顎骨に、義歯などを介して過剰な力がかかると顎骨が局所的に吸収することが知られている。メカニカルストレスによって破骨細胞が発現することは明らかになっていたが、本研究では、破骨細胞が発現する閾値の範囲を示唆することができた。これにより、骨に負荷しても支障がない荷重の範囲を提唱することができる。さらにその手法に関しては、既存のものよりも正確にメカニカルストレスによって骨内部に生じる歪みを算出するための換算式を新たに提唱した。これは顎骨に限定的なものではあるが、今後さらに実験を続けることによって全身の骨に当てはめることができる可能性を持っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科治療において、歯が抜けた後に顎骨が著しく吸収することで、義歯が安定しずらい・痛みが出やすい等症状を訴える場合がある。これは、食事の回数や摂取量を制限しかねず、QOLに大きく影響をもたらす。一因として、不適切な歯科治療を受けることで、過剰な力が顎骨にかかり骨吸収を亢進させてしまうことが挙げられる。研究を進め、顎骨に負担をかけても支障のない荷重の範囲が明らかになることで、より適切な歯科治療を患者に提供することが可能となる。
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