研究課題/領域番号 |
16K20496
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
宇佐美 博文 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (30573456)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ジルコニア / 低温劣化 / 水熱劣化 / ジルコニアブロック / 透光性 / ミストCVD / 透過性 / セラミックス |
研究成果の概要 |
イットリア安定型ジルコニア(Y-TZP)は湿潤な環境で劣化する性質を持つ.また最近ではフルジルコニアクラウンの需要が増加しており,口腔内に露出する機会が増える.そのため,劣化を抑制し,さらに透光性と色調を兼ね備えたジルコニアクラウンが期待される.本研究では,シリカを微量添加した高透光性ジルコニアを作製しその物性について評価した.また,そのジルコニア粉末から,ジルコニアブロックを作製しミリングマシーンにてジルコニアクラウンを作ることができた.また,ジルコニア粉末に微量の酸化鉄を添加させることで,歯質に近い黄色みのある色調を作ることに成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、イットリア安定型ジルコニア(Y-TZP)の湿潤な環境で劣化する性質を改善することができ、そのモノリシックジルコニアクラウンを製作することができた。また、そのジルコニア粉末から歯質に近い黄色みのある色調を作ることに成功した。 これにより、強度、劣化抵抗性と審美性を兼ね備えたクラウンを製作することが今後可能となり、口腔内でより長期間安定する補綴装置を製作できる可能性が示唆された。
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