研究課題/領域番号 |
16K20505
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
|
研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2018) 九州大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
杉浦 悠紀 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究員 (70755040)
|
研究協力者 |
石川 邦夫
都留 寛治
土谷 享
メルビン ムナル
槇田 洋二
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 炭酸アパタイト / 骨補填材 / セメント / 連通多孔体 / 生体親和性 / リン酸カルシウム / 人工骨 / 骨セメント / 整形外科 / 成型体 / 生体材料 / タイムコントロール |
研究成果の概要 |
生体骨と同じ成分であるCO3Apは優れた材料であるが、顆粒を骨欠損部に埋入する場合、血流による顆粒の流出が課題となる。骨補填材として使用する場合、術中の出血をコントロールする手法を併用し、硬化性を付与する必要がある。本研究では、課題となっている術中の出血及び、顆粒の流出を防止し、生体埋入後は骨置換性の高いCO3Ap連通多孔体となる機構を付与する試みを行った。生体親和性ポリマーゲルと練和することで、操作性に優れた骨補填材練和体の調製に成功した。本成果は、動物を用い、更に有用性を検証していく。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病気や怪我で欠損した骨欠損部に埋入し、機能を回復させる材料の開発は、超高齢化社会を迎えるにあたり、その必要性が増々増大している。生体骨と同じ成分であるCO3Apが主成分の骨補填材は、広く臨床応用されている水酸アパタイトと異なり、骨芽細胞の分化を促進、破骨細胞に吸収される、圧倒的に優れる骨伝導性を示すこと、そして生体骨に置換されることが報告されている。しかし、出血などにより術野より流出してしまうことが課題である。このため、硬化性、止血性を付与することで、CO3Apの本来の機能を発揮させる試みは非常に重要である。
|