研究課題/領域番号 |
16K20509
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
吉田 和弘 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (70530418)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 粘度 / 接合力 / 操作性 / 義歯安定剤 / 易除去性 / 抗真菌性 / 初期粘度 / 動的粘弾性 / 成分比 / 粉液比 / 接合間距離 / 歯学 |
研究成果の概要 |
抗真菌性および易除去性を有する新規の義歯安定剤開発を目指し、義歯安定剤の成分および粉液比が粘度、接合力、操作性に及ぼす影響について検討した。結果は、粘度および接合力については成分の1種であるカルボキシメチルセルロースナトリウムの割合が高く、粉液比が大きいほど高くなる傾向を認めた。このうち接合力については、粘度が高くなると大きな増加率を示さなくなった。操作性については手指感覚により最適と思われる粘度の評価を行ったが、100Pa・s前後の粘度が適切であるという結果であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在一般的に市販されている義歯安定剤の問題点として、強すぎる粘着力や誤嚥性肺炎の主要原因菌種であるC.albicansがある。これらを改善する新規の義歯安定剤の開発のため、本剤の成分および粉液比がさまざまな物性に及ぼす影響について明らかにすることができた。本研究により得られた結果は、抗真菌性および易除去性を有する義歯安定剤の開発の足掛かりとなる。
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