研究課題/領域番号 |
16K20510
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
|
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
中島 和慶 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (40707246)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | ビスフォスフォネート製剤 / QQ-MNC / BRONJ / 細胞治療 / 創傷治癒 / 治療法 / 血管内皮前駆細胞 / ビスフォスフォネート製剤関連顎骨壊死 / ビスフォスフォネート / 顎骨壊死 |
研究成果の概要 |
ビスフォスフォネート製剤使用患者の一部で,歯科治療後の顎骨壊死が報告されているが,現在でも原因は不明で治療法も開発されていない.一方近年,骨髄中には血管内皮前駆細胞が存在し,この細胞には抗炎症作用や血管新生作用があることが報告されている.この細胞群の効率的な採取法も開発され,得られた細胞をQQ-MNCと呼ぶが,本研究では,マウス顎骨壊死モデルにQQ-MNCを移植して効果を調べた.その結果,QQ-MNC移植は,抜歯部硬組織ではなく,軟組織治癒を促進して顎骨壊死を緩解することが明らかとなった.以上から,QQ-MNCはビスフォスフォネート製剤で起こる顎骨壊死の治療法になり得ることが考えられた.
|