研究課題/領域番号 |
16K20521
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
丸尾 勝一郎 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 助教 (60593639)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | デジタル歯科 / 光学印象 / 口腔内スキャナ / 超音波 / デジタルデンティストリー / デジタル印象 / デジタル歯学 / デジタルオーラルスキャナー |
研究成果の概要 |
本研究の目的である超音波による口腔粘膜の厚み測定に関しては,小型超音波プローブを開発し達成することができた.また精度ついても実際に組織切片を作成し測定した実測値と同等の精度を示した.この成果は,日本口腔インプラント学会学術大会で口頭発表をおこなった. 超音波による粘膜の厚み測定が可能となったことで,口腔内スキャナの欠点である歯肉縁下にあるクラウンマージンの描記の可能性が示唆され,開発を試みたが,歯肉縁下のマージンを連続的に描記するためには,プローブの集合体を製作する必要があり,技術的には可能なものの予算的な問題から断念せざるを得なかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,口腔内スキャナが著しい発展を遂げ光学印象が従来の印象材を用いた印象法の代替となりつつある.しかしながら,日本ではまだ保険収載に至っておらず,口腔内スキャナの恩恵を患者が受ける場面は少ない.また,光学印象はその特性上見えないものはスキャンできないため,0.5mmを超える歯肉縁下マージンは印象が困難である.そのような場合,不快感をともなう従来法印象をおこなう必要がある.しかし,本研究の技術を融合させれば,仮に光学印象でスキャンできない部分も超音波によって撮影することが可能となる.超音波は放射線と異なり,人体への為害性もないため,臨床応用が期待される技術である.
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