研究課題/領域番号 |
16K20523
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
小島 規永 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (30469001)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 口腔機能低下症 / ミエロペルオキシターゼ / オーラルフレイル / 唾液検査 / ミエロペルオキシターゼ(MPO) / 補綴 / 唾液 / 認知症 / 低栄養 / 口腔機能低下 / 歯科補綴学一般 |
研究成果の概要 |
口腔機能低下症の要介護高齢者の血液と唾液中のMPOタンパク量および活性をELISA法を用いて定量し、臨床的意味付けについて検討した。唾液中のMPOタンパク量は、歯周病の重症度と相関しており、バイオマーカーとしての有用性が示された。血液と唾液中のMPOタンパク量および、血液中のMPOタンパク量とMPO活性には相関が認められなかったが、個人差が大きく、多数例における検討が必要であった。血液中のMPO活性が高い患者では、血液中のアルブミン値が低値である傾向が認められ、フレイルとの関連が示唆された。老化や加齢の神経変性の生物学的マーカーを見出すために、さらなる研究が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国の高齢者数は増加の一途を辿っており、要支援・要介護高齢者、認知症高齢者の数も増加している。健康寿命延伸のカギを握る口腔機能が注目されており、歯科保健医療活動を拡大・普及することは極めて重要である。一方、健康寿命の短縮の大きな要因でもある低栄養や認知症においても、それらを有する高齢者が増加しており、その対応や予防が急務である。そこで、本研究では、介護老人保健施設に入所している認知症の要介護高齢者と大学病院に通院可能な健常高齢者に対して、口腔機能と栄養状態の関連性について検討した。
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