研究課題/領域番号 |
16K20530
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 岩手医科大学 (2018) 東北大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
川井 忠 岩手医科大学, 歯学部, 講師 (50547263)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 骨再生 / 生体材料 / リン酸カルシウム / コラーゲン / 骨再生材料 / OCP/Collagen / MSC / リン酸オクタカルシウム |
研究成果の概要 |
リン酸オクタカルシウム・コラーゲン複合体(OCP/Collagen)の骨再生能を向上させることにより、下顎骨区域切除による骨欠損部の修復を試みた研究である。イヌ腸骨からの未分化幹細胞(MSC)の採取を行い、骨芽細胞様細胞に分化させてOCP/Collagenに組み合わせ、実験に使用する予定であった。MSCの採取、分化誘導までの手技が本実験で確立された。しかし、OCP/Collagenとの組み合わせによる骨再生能評価は行えず、代わりに骨形成促進作用を有するテリパラチドを播種したところ、下顎骨区域切除による骨欠損部の骨再生が良好に行われることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔外科領域での手術により、広範囲の骨欠損が生じることがある。広範囲な骨欠損に対しては生体材料のみでの骨再生は困難であり、腓骨や腸骨など2次的な部位から骨を採取sて再建術を行うことが通法となっている。今回の研究にて材料単体での広範囲な骨欠損部の修復が可能であることが示唆された。臨床の場で使用できるようになれば、自家骨採取が省略できることになるため、手術時間の短縮、入院期間の短縮など大きな効果が得られることが考えられる。
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