研究課題/領域番号 |
16K20602
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
|
研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
栗原 都 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (40453170)
|
研究協力者 |
笹平 智則
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 口腔癌 / 転移 / 微小環境 / 癌 |
研究成果の概要 |
申請者らは口腔癌の微小環境を規定する因子としてPAUFとZFAND4を見いだした。口腔癌においてPAUFの発現はリンパ節転移と予後不良に密接に関与していた。また口腔癌細胞の増殖・浸潤能とアポトーシス抵抗性の獲得に関与しており、さらに抗がん剤であるシスプラチンに対する耐性能の獲得にも関わることが明らかとなった。 一方でZFAND4の発現は口腔癌のリンパ節転移ならびに遠隔転移と相関していた。ZFAND4を高いレベルで発現する症例はそうでない症例と比較して有意に予後不良であり、多変量解析でZFAND4の発現レベルは独立した予後不良因子となった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PAUFとZFAND4の機能を抑制することでがんにとって好ましい微小環境を破壊できる可能性があり、口腔癌の診断・治療におけるあらたな分子標的となることが期待される。
|