研究課題/領域番号 |
16K20604
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
柳生 貴裕 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (00555550)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 骨再生 / 間葉系幹細胞 / 顎裂 / ヒト乳歯歯髄由来間葉系幹細胞 / 骨形成細胞シート |
研究成果の概要 |
本研究では自家骨移植を回避しうる新たな顎裂治療法(骨再生治療法)の開発を目標とした。研究の結果、ドラッグデリバリーシステム技術によりハイドロジェルと成長因子を複合化させることに成功し、生体内で新生骨形成を認めることを確認することができた。同時に臨床応用するには力学的強度の向上が課題となることを見出した。今後は課題の解決に向け、開発した技術と人工骨とを組み合わせる方法を検討する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
唇顎口蓋裂患者の顎裂に対しては、一般的には学童期に健常部より骨を採取し、顎裂部に移植するという自家骨移植治療が行われる。しかし、学童期の患児にとって自家骨移植は侵襲が大きく、代替治療の開発が待たれている。本研究ではドラッグデリバリーシステムを応用することで、生体内で新生骨形成を強力に促す新たな骨再生治療法を見出すことができた。本治療法を発展させることで、自家骨移植を必要としない新たな顎裂治療法の開発が可能となる。
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