研究課題/領域番号 |
16K20617
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 東京都立多摩総合医療センター(臨床研究・教育研修センター(臨床研究部)) |
研究代表者 |
渡部 幸央 東京都立多摩総合医療センター(臨床研究・教育研修センター(臨床研究部)), 歯科口腔外科, 医員 (50733490)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 口腔がん / 組織マイクロアレイ / アクチン関連たんぱく質 / アクチン関連タンパク質 |
研究成果の概要 |
Actinin-4が口腔がんで後発頸部リンパ節転移が高リスクな患者群を予測でき、予後予測因子となるか検討を行った.口腔がんの組織マイクロアレイを作成し,免疫染色でActinin-4 タンパク質陽性と陰性に分類し,両群間で臨床病理学的所見,後発頸部リンパ節転移,予後との相関を解析した.後発頸部リンパ節転移例は11例(20%)で,死亡例は9例(16%)であった.Actinin-4 陽性は55例中22例(40%)であった.Actinin-4陽性群では後発頸部リンパ節転移が有意に多かった.また, Actinin-4陽性群が陰性群と比べ有意に無病生存期間が短かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔癌組織マイクロアレイを用いて免疫染色をおこない後発頸部リンパ節転移に関与するバイオマーカーを抽出した。免疫染色は実臨床でもおこなわれている検査方法である。手術検体を用いて後発頸部リンパ節転移の予測をすることにより頸部郭清や術後補助療法の実施の根拠となり得る。個別化治療を推進していく上で意義のある研究成果が得られた。
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