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免疫学的作用機序に着目したセツキシマブ感受性因子の検討

研究課題

研究課題/領域番号 16K20625
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 外科系歯学
研究機関富山大学 (2018)
聖マリアンナ医科大学 (2016-2017)

研究代表者

野口 映  富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 助教 (10456395)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードセツキシマブ / EGFR / 扁平上皮癌 / 口腔癌 / 頭頚部癌 / 頭頸部扁平上皮癌 / 頭頸部癌
研究成果の概要

セツキシマブはEGFRを標的とした抗体薬であるが、その作用機序は解明されているとは言い難い。本研究は、ジェネティクス、エピジェネティクス、immunologyといった多方面から解析する事で、セツキシマブの作用機序解明を試みた。次世代シークエンサーによる遺伝子変異解析では、対象とした細胞においてEGFRの有意な変異はなく、HRAS変異が一部の細胞でみられる程度であった。エピジェネティックな検討では、ある種のHDAC阻害剤との併用により、EGFRのmRNA値の上昇を認め、セツキシマブ感受性を獲得するものがみられた。特に影響の強くみられた細胞では、形態的に細胞間の結合性の低下がみられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

頭頸部領域は解剖学的に生命活動にとって重要な臓器・感覚器が集中していることにより、治療の際には機能障害や容貌の変化をも見越した戦略が必要となっている。セツキシマブは非常に有用な化学療法剤であるが、その効果を予測する確立した因子は未だない。本研究はこれまで十分検討されていなかった免疫機構やエピジェネティックな変化に着目することにより、セツキシマブの作用機序の解明、新規のサロゲートマーカーの創出を目的とした。本研究結果からは、ある種のHDAC阻害剤を併用することで、セツキシマブの増強効果を示す可能性が示唆された。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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