研究課題/領域番号 |
16K20686
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
竹生 寛恵 北海道大学, 大学病院, 助教 (40609103)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 自律神経活動 / 心拍変動解析 / 精神鎮静法 / 精神的ストレス / 歯科治療 / 音楽鎮静法 / アロマテラピー / ストレス / 高齢者歯科診療 / 老年歯科学 |
研究成果の概要 |
本研究は、(1)様々な歯科治療が全身状態に及ぼす影響の評価、(2)歯科治療時における音楽鎮静法およびアロマテラピーの効果、(3)その相乗効果について新規自律神経活動モニターシステムを用いて検討を行った。その結果、以下のことが明らかになった。(1)歯科治療時は歯周治療だけでなく補綴治療においてもストレスを生じる。(2)音楽鎮静法およびアロマテラピーは同程度に歯科治療時のストレスを軽減することができた。一方、(3)音楽鎮静法とアロマテラピーを併用してもその効果をさらに高めることはできない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本システムを高齢者歯科治療時にも用いることで、ストレスや全身状態の客観的な評価が可能となり、過剰なストレスを予防することができ、安心・安全な歯科治療が可能となる。さらに、高齢者のみならず全国民にも応用可能で、口腔健康が増進されることにより、国民のQOL向上に大きな貢献が期待できる。 本研究成果をベースとしてその他の鎮静法についても比較検討を行うことで、各個人に最適な一般外来の歯科治療に適した精神鎮静法が普及することにより、高齢者および有病者のみならず歯科治療恐怖症患者に対しても治療時のストレス軽減効果が期待できるため、治療における精神的あるいは時間的・経済的負担を軽減できる可能性がある。
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