研究課題/領域番号 |
16K20695
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
園井 教裕 岡山大学, 歯学部, 客員研究員 (40549862)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 多職種連携教育 / プロフェッショナリズム / 歯学教育学 |
研究成果の概要 |
多職種連携の実際を体験するだけでなく,生死の狭間にある患者やその家族と接する実習は,学生が協働すると考える職種数を増加させ,多職種連携に関する準備状況や志向性も上昇することを示唆した。また,実習の中で,歯学部生に「役割」を与えることは,医療人として必要なプロフェッショナリズムを育むことを示唆した。 また,歯学部1年生に実施した終末期医療に関する講義およびシミュレーション教育は,ターミナルケア態度を上昇させた。さらに,終末期患者に対して,歯科医師側と患者家族側双方からのサポートを考えようという教育的効果が生じることを示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は,多職種連携の現場を体験するだけでなく,生死の狭間にある患者やその家族と接するという実習の教育効果を数字で示したことである。このような実習を行うことで,多職種と主体的に連携できる歯科医師が社会に送り出せる可能性を示唆したものである。 また,終末期医療に関するシミュレーション教育を早期から行うことで,例えば,口腔内にも苦痛が生じやすいがん終末期において,緩和を目的に積極的な対応ができる歯科医師養成につながる可能性がある。
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