研究課題/領域番号 |
16K20697
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
渡邉 功 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10636525)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ピロリ菌 / 歯髄 / 歯垢 / 唾液 / ピロリ感染 / 口腔 / 歯学 / 口腔衛生学 / 社会医学 / 感染症 |
研究成果の概要 |
我々は、歯髄除去または抜歯処置を受けた患者192人の口腔内サンプル内のHelicobacter pylori遺伝子の有無と、胃感染との関連を調査した。13.0%が尿検査よりH. pylori感染陽性であった。また、12.0%の歯髄よりH. pyloriが検出された。この内21人はH. pylori感染および歯髄からのH. pylori検出の両方がみられた。歯垢からH. pyloriは2人検出されたが、唾液から検出されなかった。また、H. pylori感染者の内、歯科臨床診断で重度う蝕を有していると診断された者は有意に歯髄内にH. pyloriが存在していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
詳細が不明なH. pyloriの感染経路および蓄積場所を明らかにすることは、口腔内と胃内のH. pyloriの関係を明らかにすることができる。これは、効果的なH. pylori感染予防を可能とし、胃粘膜の炎症の軽減や萎縮性胃炎、胃潰瘍、胃がんの発症の減少に寄与する可能性がある。
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