研究課題/領域番号 |
16K20705
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 松本歯科大学 |
研究代表者 |
磯野 員達 松本歯科大学, 歯学部, 助手 (10646590)
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研究協力者 |
岡田 芳幸 広島大学, 歯学部, 教授 (70566661)
三井 達久 なわ歯科医院, 歯科医師
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 歯科治療偶発症 / 笑気吸入鎮静法 / 疼痛性昇圧応答 / 筋交感神経活動 / 交感神経性圧受容器反射感受性 / 歯学 / 生理学 / 循環器・高血圧 / 解析・評価 / 長寿命化 |
研究成果の概要 |
歯科治療中の疼痛は心血管イベントのリスクを増加させる。笑気吸入は、疼痛時昇圧応答を抑制するが、心拍数は変化しないという報告がある。血圧は心拍出量と末梢血管抵抗を要素として、心拍数や筋交感神経活動を介し神経性に調節される。そこで、亜酸化窒素吸入により寒冷疼痛試験時の昇圧応答が抑制される現象は筋交感神経活動の減弱を介するか否かを確認した。その結果、笑気吸入時は非吸入時と比べ寒冷疼痛刺激試験による拡張期血圧の上昇を抑制すると同時に筋交感神経活動の増加が減少することを確認した。一方で、心拍数・心拍出量は変化しなかった。また、笑気吸入は血圧調節機構のひと一つである圧受容器反射感受性に影響を与えなかった。
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