研究課題
若手研究(B)
糖尿病性潰瘍は糖尿病の重大な合併症の一つである。糖尿病性潰瘍の治療は難渋することが多いのが現状であり、効果的な局所創傷治療の開発が切望されている。そこで本研究課題では、Ⅱ型糖尿病モデル動物へのエストロゲン投与による皮膚創傷治癒への効果の検証を目的とした。Ⅱ型糖尿病モデルとしてdb/dbマウスを用い、創傷の治癒過程の推移や各種免疫組織化学染色による分析を実施した。その結果、2型糖尿病マウスへのエストロゲン投与はYm1陽性細胞数を増加させ、上皮形成や脈管形成を促進し、皮膚創傷治癒を促すことが示された。
糖尿病性潰瘍の治療は難渋することが多いのが現状であり、効果的な局所創傷治療の開発が切望されている。本研究課題では皮膚創傷治癒に効果的に作用する女性ホルモンのエストロゲンに着目し、糖尿病性潰瘍皮膚創傷治癒への効果を検証した。その結果、2型糖尿病マウスへのエストロゲン投与がYm1陽性細胞数を増加させ、上皮形成や脈管形成を促進し、皮膚創傷治癒に促進的に作用することが明らかとなった。本研究成果は糖尿病性潰瘍治療へ向けた、新たな方向性を提言できる可能性が考えられる。
すべて 2018 2017 2016 その他
すべて 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 3件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 6件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (30件) (うち国際学会 4件) 備考 (2件)
Skin Research and Technology
巻: 23 号: 4 ページ: 581-587
10.1111/srt.12374
Human Vaccines & Immunotherapeutics
巻: 13 ページ: 2123-2129
120007144836
形態・機能
巻: 16 ページ: 8-18
130006086055
巻: 23 号: 1 ページ: 581-587
10.1097/pts.0000000000000441
Health
巻: 09 号: 12 ページ: 1660-1679
10.4236/health.2017.912122
120006467536
Lymphat Res Biol.
巻: 15 号: 1 ページ: 32-38
10.1089/lrb.2016.0026
120006313994
WOUNDS
巻: 29 ページ: 1-9
巻: 15 ページ: 57-61
130005634006
巻: 8 号: 11 ページ: 1015-1028
10.4236/health.2016.811105
PLoS ONE
巻: 11 号: 9 ページ: 1-15
10.1371/journal.pone.0163560
http://wmn.w3.kanazawa-u.ac.jp/index.html
http://wmn.w3.kanazawa-u.ac.jp/