研究課題/領域番号 |
16K20716
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
中村 円 札幌医科大学, 保健医療学部, 助手 (10737505)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 意思決定支援 / 退院支援 / 退院調整看護師 / 病棟看護師 / 役割認識 / 看護 / 看護師 / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究は、病棟看護師と退院調整看護師の退院に伴う意思決定支援に関する、それぞれの看護師の役割認識を明らかにすることを目的とし、病棟看護師7名、退院調整看護師6名の計13名に面接調査を実施し、質的記述的に分析した。 病棟看護師の自己の役割認識は6カテゴリー、退院調整看護師に期待する役割認識は3カテゴリーに集約された。また、退院調整看護師の自己の役割認識は6カテゴリー、病棟看護師に期待する役割認識は4カテゴリーに集約された。これらの結果から、病棟看護師と退院調整看護師は患者の療養生活と密接に関わる看護職としての共通性を認識しながらも、相互の特性を活かし、補完し合う役割を発揮する必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、病棟看護師と退院調整看護師という密接な連携・協働体制が必要な看護職は、それぞれの特性を発揮し、補完し合いながら患者・家族の退院に伴う意思決定支援を担う役割を相互に認識していることが明らかとなった。 このことは、わが国が推進する地域包括ケアシステムの実現に向けて、患者・家族が安心して医療機関から退院し、次の療養場所へ移行するための支援を担う看護職の人材育成や支援の質評価のための有益な資料となるといえる。
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