研究課題/領域番号 |
16K20724
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
|
研究機関 | 島根県立大学 |
研究代表者 |
吉松 恵子 島根県立大学, 看護栄養学部, 助教 (30642657)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 訪問看護 / リスクマネジメント / リスク管理 |
研究成果の概要 |
訪問看護ステーションのリスク管理について、管理者6名とスタッフ5名に対してインタビュー調査を実施し、療養者の生活の場を考慮した取り組みを療養者、家族と看護師が協働して実践する必要があることが明らかとなった。これらの結果を基に、訪問看護の特色に合わせたインシデント報告の活用について研修と実践を行う安全教育プログラムを実践した。集合研修でインシデントの報告と検討を実施できる「発信シート」を作成した。各事業所で6か月間実施したのちに、書面による情報交換を実施し、実践報告と「発信シート」検討した。また、教育プログラムの前後にアンケート調査を実施し、インシデントの検討会への参加の増加などがみられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
文献検討とインタビュー調査により、訪問看護師のリスク管理に対するとらえ方や取り組みには違いがあることが明らかとなった。参加者が訪問看護の特色に合わせたインシデント報告の用紙と活用方法を検討することで、より実践につなげることができる「発信シート」を開発できたことには意義があると考える。また、事業所での「発信シート」の活用の実践を行うことで、実施後のアンケート調査より、「他のスタッフのインシデント報告の記載が増加した」等の波及効果も見られていた。医療安全対策を検討する上でインシデントの報告は重要であり、訪問看護師のための「発信シート」の開発には意義があると考える。
|