研究課題/領域番号 |
16K20732
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
小西 美樹 獨協医科大学, 看護学部, 教授 (00515869)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 新生児看護 / NICU / 看護技術 / 看護師の役割拡大 / タスクシフト / タスクシェア / 特定行為研修 / タスクシフト・シェア |
研究成果の概要 |
NICUにおいて看護師による処置の実施率を調査した結果、血糖測定は7割だったが、静脈採血、ルート確保、筋肉注射、皮下注射は1割未満だった。看護師による注射・採血が実施されない理由として「医師の業務と確立している」が最多であった。処置実施経験がある看護師は、看護師が担うことでの大きなメリットを感じており、そうでない看護師は、処置は医師の仕事であるとして抵抗感を持っており、二極化していることが分かった。 血糖測定や皮下注射は比較的容易で看護師への普及が見込めたため、それらの手技習得のための在胎32週相当のシミュレーターをシリコンゲルで作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の最終目的である教育プログラムの評価と実装は、COVID-19の影響により実施できなかった。しかし、本研究ではNICU看護師が注射・採血を実施しないいくつかの要因が新たな知見として得ることができた。これらを解消するための教育パッケージを臨床現場に導入することで、注射・採血の安全な実施体制が普及し、患者への恩恵のみならず、医師の業務過重軽減、NICU看護師の役割拡大への発展が見込まれる。
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