研究課題/領域番号 |
16K20736
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 (2018-2022) 同志社女子大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
野々口 陽子 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 助教 (00756207)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 看護師 / 交代制勤務 / 朝型-夜型 / 睡眠-覚醒リズム / アクチグラフ / 朝型‐夜型 / 睡眠‐覚醒リズム / 朝型-夜型 / 睡眠-覚醒リズム / 夜勤 / 健康行動 |
研究成果の概要 |
交代制勤務に従事する女性看護師46名の夜勤を含む1週間の睡眠-覚醒リズムを測定し睡眠変数を解析した。本研究の結果、朝型傾向はストレッサーが多くてもストレス反応が抑えられる傾向があり、夜勤後の日中勤務前の睡眠効率の良い群には、朝型寄りの者が多く、睡眠-覚醒周期のフリーランも防止できていた。このことから、特に夜型傾向の者への支援を検討する必要がある。夜型傾向者にとって、準夜勤の連続は概日リズムを後退させやすく、その後の日中勤務への適応を困難にする。また、12時間夜勤も概日リズムが後退する傾向があるため、この勤務の前後は、長日勤や遅出のシフトを避ける方が、個人の健康管理を容易にすると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療の提供において、看護師の夜勤・交代制勤務は不可欠であるが、これまで、多くの看護師は自己流で夜勤・交代制勤務に従事しており、個人による取り組みの実態は把握されておらず、健康行動への支援も十分ではなかった。本研究によって、病院で夜勤・交代制勤務に従事する看護師の睡眠-覚醒リズムの実態と生体リズムの個人差やストレス状況との関連が明らかになったことによって、看護師の健康行動を促進するための健康教育や介入への示唆が得られた。今後、この知見を活用し看護師へ支援することは、生体リズムの乱れを低減させ看護師の心身の不調の予防につながると考える。そして看護師が健康であることは患者の安全にもつながると考える。
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