研究課題/領域番号 |
16K20738
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
山口 晴美 武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (00750506)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | リラクセーション / 全身浴 / 手浴 / 温熱作用 / 自律神経活動 / 看護技術 |
研究成果の概要 |
本研究は、手浴と全身浴各々のリラクセーション作用を明らかにし、手浴が全身浴と同様にリラクセーション作用を及ぼすかを、健康な女子大生および健康高齢女性を対象に比較検証することを目的とした。方法は、全身浴と手浴を別日に実施し、湯温約40℃の全身浴及び手浴を10分行いその後60分安静とした。健康な女子大生を対象とした検証においては、手浴が及ぼす温熱作用は、全身浴の代用として有効であり、手浴の温熱作用は全身浴と比べて快適感が高い可能性が示唆されること、そして、手浴は全身浴と比較してもより簡便にリラクセーション作用を得ることができる看護ケアであることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、高度な技術を必要としない看護ケアである手浴が、全身浴と比較してもより簡便にリラクセーション作用を得ることができることが明らかとなった。この結果から、本研究は、自己にて全身浴を行うことができない方がより安全にリラクセーション作用を得ることができるといった点で学術的に意義がある。また、臨床でよく実施されている手浴の科学的検証に基づく有用性の証明は、科学的根拠に基づく良質な看護の提供につながるという点で看護学的に意義がある。そして、手浴は施設や在宅で暮らす本人や家族が簡単に実施できるケアであり、その有用性を科学的に検証しケア方法を確立させ普及させていくことは社会的に意義がある。
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