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インフォームドコンセントに関わる看護師のための教育プログラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K20743
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 基礎看護学
研究機関福岡大学

研究代表者

田島 康子  福岡大学, 医学部, 助教 (80707505)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードインフォームドコンセント / 看護師 / 教育 / 医療・福祉 / 看護学
研究実績の概要

本研究の目的は、インフォームド・コンセント(以下IC)に関わる看護師を対象とした教育プログラム開発に向けて、IC教育の現状と課題を明らかにすることである。全国の病院600施設(国公立病院やがん診療拠点病院)の看護部長対象に無記名自記式質問紙調査を行った。204施設(回収率34.0%)を分析対象とし、病院の種類は国公立70.6%、その他(法人等)29.4%であり、がん拠点病院は全体の54.4%であった。看護師の実践が不十分と答えたのは69.1%、看護師の教育が不十分と答えたのは78.9%と多かった。新人対象のIC教育を実施しているのは13.2%、新人以外対象のIC教育を実施しているのは17.2%と少ないことが明らかになった。最も実施されている教育内容は、新人対象および新人以外対象ともに「ICに関わる看護師の役割」であった。一方、あまり実施されていない教育内容は「ICの歴史」や「ICに関する記録」であり、ICの基礎的内容に関する教育の不十分さが考えられた。また、看護師の教育が不十分と答えた自由記述から、組織的なIC教育の課題を質的記述的に分析した結果、「ICの教育プログラムがない」「他の教育の一部」「現場や各部署任せ」「IC教育の内容や方法が不十分」「適切な指導者の不足」等があった。
本研究の結果、IC教育は十分に実施されていないことや、実施されていても各部署に任せていたり他の教育の一部であったりと、組織的、系統的ではないことが考えられた。これらの課題を踏まえて、具体的な教育内容や教育方法を提示するICに特化した教育プログラムの必要性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2017 2016

すべて 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] がん診療拠点病院における看護師の組織的なIC教育の課題2019

    • 著者名/発表者名
      田島康子
    • 学会等名
      第33回 日本がん看護学会学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] The theme of nurses’ practice of IC as perceived by nurse administrators2019

    • 著者名/発表者名
      Yasuko Tashima
    • 学会等名
      WONCA Asia Pacific Regional Conference 2019
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 看護師を対象としたインフォームドコンセントに関する教育の現状-全国の病院への調査-2017

    • 著者名/発表者名
      田島康子
    • 学会等名
      日本看護倫理学会第10回年次大会
    • 発表場所
      ホルトホール大分
    • 年月日
      2017-05-20
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 看護師を対象としたインフォームドコンセントに関する教育の文献検討2016

    • 著者名/発表者名
      田島康子
    • 学会等名
      日本看護倫理学会第9回年次大会
    • 発表場所
      京都テルサ
    • 年月日
      2016-05-21
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2019-12-27  

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