研究課題/領域番号 |
16K20752
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
三好 雅之 鳥取大学, 医学部, 助教 (60632966)
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研究協力者 |
福原 隆宏
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | シャント発声 / ボイスプロテーゼ / 生活上の困難 / セルフケア / 喉頭全摘 / 気管孔管理 / コミュニケーション / シャント / 人工鼻 / QOL向上 / 教育プログラム |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、シャント発声を行なっている患者のQOLの維持・向上に繋がる教育プログラムを構築することを目指し、生活上の困難、セルフケアの構造を明らかにし、QOLと生活上の困難およびセルフケアとの関連性を明らかにすることである。 結果として、セルフケアを行なっている患者ほど、Voice Related QOLや、SF-8のQOL得点に影響していることが示唆された。 そして、「シャント発声患者の生活上の困難」で明らかとなった結果を考慮し、各セルフケア能力を向上する教育プログラムを作成することが、シャント発声を活用している患者のQOL向上に寄与するものと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シャント発声患者のQOLの維持・向上を目指した教育プログラムの構築は、セルフケアへの動機付け、継続を促し、身体・精神疾患の増悪予防に関与するため医療費の削減に貢献する。 失声は離職や社会経済上の問題までを左右し、失声後のQOLに大きく影響を与えることが報告されてきた。言語的コミュニケーションができなくなったということで、社会から切り離されてしまってはならない。シャント術を受けて、発声を再獲得した患者さんが、再び声を用いて社会との関わりをもつことができるようになる。さらに、今まで以上にQOLの高い生活を維持しながら生活することができる。
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