研究課題/領域番号 |
16K20754
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
小濱 京子 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 助教 (40749082)
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研究協力者 |
田代 浩徳
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 子宮頸がん / 症状マネジメント / 倦怠感 / 子宮がん / 身体活動 / がん看護 / がんサバイバー / 閉経前子宮がん |
研究成果の概要 |
本研究では、閉経前子宮頸がんの女性を対象に倦怠感の特徴を明らかにした。調査対象は7名で、平均年齢40.7歳(SD5.2)、進行期はTMNⅠb1~Ⅱa2であった。対象者は術前から腰痛、痛み、頻尿、おりもの、ほてりや発汗など身体的な症状を生じていた。倦怠感を6名(85%)が感じ、「生活を楽しむこと」「気持ちのだるさ」「通常の仕事」に支障を来していた。活動量の測定では一日の平均歩数は5063.8歩/日(SD2332.9, range1144-8438)であった。身体活動は倦怠感と負の相関関係を認めた。活動量は気持ちのだるさ、通常の仕事のだるさ、生活を楽しむことのだるさと負の相関関係にあった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本調査では、閉経前に子宮頸がんの診断を受けた女性における、治療前の生活状況について明らかにした。子宮頸がんの罹患や診断に伴い、治療前であるにもかかわらず、予想以上に様々な症状を自覚していた。対象者は通常と異なる倦怠感を感じており、とくに生活を楽しむことや、気持ちのだるさ、通常の(家庭内外の)仕事において、倦怠感を強く認識していた。治療前から生じている倦怠感によって、日常的な身体活動が縮小している可能性が示唆される。治療以前からの早期の介入が必要であることが明らかとなったことから、具体的な介入について今後明らかにしていく必要がある。
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